今さら聞けないDeFiってなに?概念や稼げる仕組みを解説

Web3時代の金融資産運用「DeFi」

Defiもクリプト界隈では今さら聞けないキーワードランキングかな〜り上位なのではないでしょうか。Defiとは「分散型金融(Decentralized Finance)ディセントライズ ファイナンス」の略称です。


また横文字ばっか使いやがって!いいからわかりやすく説明しやがれ!
OK、じゃあ中学生でもわかるようにDefiの仕組みや、なぜ稼げるのか?どういう使い方があるのか?どんな種類のDefiがあるのか?といったあたりを解説していきます!


ちなみにDefiは日々情報がアップデートしまくっているのと、毎日のように新しいDefiプロダクトが出てきては消え・・・という世界でもあるのでラグられるプロジェクトも多いので個人的にはBCGよりも警戒心を持った方がいいかな〜と思っています。ではレッツDefi!

目次

【ざっくり概要】Defiの仕組み

結論から簡潔に言います。Defiは、お金の管理や取引をするための新しい方法ですそしてそれがインターネットを通じて行われるものをDefiと言います。

通常お金を管理するためには、銀行や信用組合のような金融機関が必要です。しかし、Defiを使うと、お金を管理するための新しい方法として、例えばあなたはあなたのお金を自分で管理することができます。ん?ネット銀行と何が違うの?って思いますよね。

Defiが既存の金融と違う点はブロックチェーンの技術を使っている点です。これはインターネット上のデータベースのようなものです。このデータベースは誰もがアクセスでき、このデータベースにはお金の管理や取引に必要な情報がすべて保存されています。それがブロックチェーンの仕組みです。

例えば、あなたがお金を送ったり受け取ったりしたい場合、ブロックチェーンにある情報を使ってそれを自分で行うことができます。これにより、お金を管理するための新しい方法であるDefiが生まれました。つまりユーザーが各々自分でできるので銀行のような運営者や管理者が要りません。ブロックチェーンの仕組みよってユーザー一人一人の処理が相互管理につながっているのです。なので金融取引のようなことが可能になるのです。
これがDefiの超ざっくりな概要です。OK?

【さらに詳しく】Defiの仕組み

前述したざっくり概要を踏まえて、さらに詳しくDefiの仕組みを詳しく解説します。具体的にどのような仕組みで仮想通貨が動いて管理され、あるいは利用者が収益を得られる構造になっているのか?ということについて書いていきます。

Defiとは中央集権的な金融機関(例:銀行)を必要とせずに、ブロックチェーン技術を使用して分散型アプリケーション(DApps)上で金融サービスを提供することを指します。これにより、より透明性のある、より安全な、より柔軟な金融システムが構築され、利用者がより多様な金融サービスを利用できるようになりました。

Defiの中でも、代表的なサービスの1つに「暗号資産の貸し借り」があります。これは暗号資産を持つ人がその資産を仮想通貨取引所などのプラットフォームに預け、資産を必要とする人がそれを借りることができる仕組みです。この場合、資産の持ち主は利息を受け取り、借り手は利息を支払います。代表的なプラットフォームとしては、AaveやCompoundがあります。

また、Defiには「トークンスワップ」もあります。これは、異なる種類の仮想通貨を交換することができる仕組みで、代表的なプラットフォームとしては、UniswapやSushiSwapがあります。トークン交換は、分散型アプリケーション上で直接トークンを交換するため、中央集権的な取引所を介さずに行うことができます。これにより、手数料が低く、トランザクションが高速であるという利点があります。

また、Defiには「保険」もあります。これは、ユーザーが不測の事態に備えるために、保険契約を締結することができる仕組みです。代表的なプラットフォームとしては、Nexus MutualやCover Protocolがあります。これらのプラットフォームでは、保険契約をスマートコントラクト上で自動的に処理することができます。

さあ、かなり頭が混乱してきましたか?笑
なんかDefiっていうプラットフォームがネット銀行や保険みたいな機能を持ってるけど、それは管理者がいなくてユーザーみんなで管理してて、無駄な中抜き手数料がないから利用者へは還元されるお金が多かったり需給によって稼げたりする・・・ってコト!?


はい。ってコトです。そしてこれらの分散型金融(Defi)を実現するためのプラットフォームのことを「Defiプロトコル」と呼びます。つまり、UniswapやSushiSwapはそれ自体がDefiプロトコルということですね。プラットフォームなので。

Defiというのは特定のサービスや取引所を指した単語ではなく、ブロックチェーン技術を使った金融という「最上位概念」です。その下位概念としてDefiプロトコルがあり、さらにその下位概念にUniswapなどの取引所などの具体的なサービスがあるということです。

Defiでどうやってお金を増やすの?稼ぎ方は?

Defiを使って資産を増やす方法は様々ありますが、代表的なものは以下です。

仮想通貨(トークン)の貸し借り
AaveやCompoundなどのプラットフォームで、仮想通貨を預け、それを必要とする人に貸し出すことで、利息を受け取ることができます。また、自分が仮想通貨を借りて、それを再度貸し出すことで、利回りを上げることもできます。ただし、貸し借りにはリスクがあり、借り手が返済しない場合や、価格変動により担保不足になる場合がありますので、注意が必要です。

トークンスワップ
UniswapやSushiSwapなどのプラットフォームで、異なる種類の仮想通貨を交換することで、価格変動による差額利益を得ることができます。ただし、価格変動による損失も発生するため、十分なリサーチとリスクマネジメントが必要です。

プロトコルトークンの保有
多くのDefiプラットフォームは、プロトコルトークンと呼ばれるトークン(UniswapのUniトークンなど)を発行しており、ユーザーはこれを保有することで、プラットフォームの運営に参加できます。プロトコルトークンは、利用者が増えるにつれて価値が上がることがあるため、長期的な投資として利用することができます。

レンディングプールの利用
CompoundなどのDefiプラットフォームではレンディングプールという仕組みでお金を増やすことも可能です。レンディングプールとは多数の投資家から資金を集め、その資金を用いて投資を行う仕組みです。プラットフォームを利用することでこれに参加し、収益を得ることができます。

Defiが高利回りなのはなぜ?


調べるとすぐわかるんですが、Defiってえげつないくらい高金利なんですよ。通常銀行の金利が1年預け入れて0.25%とかなのでほんとにスズメの涙以下なんですが、Defiでは年利が200%とかがザラにあります。ただその年利を1年間維持できるものはほぼないです。


しかしそれでも安定した通貨でのステーキングなどでは年利3〜5%のものも多くあります。Defiを利用して高利回りが実現できる仕組みは以下の通りです。


レンディング
Defiレンディングプラットフォームでは、ユーザーが暗号通貨を預けることで、その通貨を必要とする他のユーザーに貸し出すことができます。貸し出し金利はプラットフォームによって異なりますが、しばしば高い金利が提供されます。ユーザーは貸し出し金利を受け取りながら、自身が預けた暗号通貨をプラットフォームで保有することができます。

ステーキング
ステーキングは、ユーザーが一定量の暗号通貨をプロトコルに預け、それを使ってネットワークを支援することで報酬を得る仕組みです。報酬は、ステーキングする通貨の種類やプロトコルによって異なりますが、報酬を得るためには通常、ある程度の期間通貨を預ける必要があります。ステーキングは、高い報酬を得られる代わりに、通貨の流動性を失うリスクがあるため、リスク管理が重要です。

プロトコルトークンの利用
一部のDefiプロトコルでは、プロトコルトークンを所有するユーザーに報酬を与える仕組みがあります。ユーザーはトークンを保有することで、プロトコルに貢献し、その見返りとして高い金利を得ることができます。

上記の仕組みは、Defiプラットフォームによって異なります。したがって、高利回りを実現するためには、それぞれのプラットフォームの利率や報酬、リスクを比較し、適切なリスク管理を行うことが重要です。


ステーキングについてファーミングとセットでまた別の記事で触れようと思います。

まとめ(ここだけ押さえておけばOK)

さて、ここまでDefiについて解説してきましたが、つまりどゆこと!?って人多いと思います。そんなあなたはとりあえず今日はここだけ覚えてページ離脱してくださいっ!↓

Defi(最上位概念)
特定の運営者や管理者がいない銀行(金融機関)のようなもの。ブロックチェーン技術を使うことでユーザーが相互に管理者となり、金融取引ができるという概念。


Defiプロトコル(上位概念)
Defiの仕組みを取り入れた金融サービスや取引所のプラットフォーム。


実際のDefiサービス例(下位概念)


Uniswap
ユーザーが暗号通貨の交換や流動性提供を行うことができる分散型取引所です。ユーザーがトークンを流動性プールに追加することで、報酬を得ることができます。

Aave
ユーザーが貸し借りを行うことができる分散型レンディングプラットフォームです。ユーザーは、抵当として暗号通貨を預けることで、低い金利で資金を借りることができます。

Compound
ユーザーが貸し借りを行うことができる分散型レンディングプラットフォームで、Aaveと同様の機能を持ちます。Compoundでは、ユーザーが預けた資金は自動的に最適な金利で貸し借りされる仕組みが採用されています。

MakerDAO
ユーザーが借りたい資金を担保として暗号通貨を預けることで、Daiというステーブルコインを発行することができます。Daiは、1ドルにペッグされた価値を持ち、ボラティリティが低いため、仮想通貨市場でのリスクを軽減することができます。


いかがでしたでしょうか?意外と知ってるようできちんとは理解できてない!という人も多かったと思います。ですが、体型的に理解することでなぜ魔界DEXと呼ばれるような超高金利なものが存在するのか。ということや既存の金融サービスや金融商品と比較してどこで資産運用をするのが良いのか?という判断に活かせると思います。


もちろんDefiは構造上管理者がいない=ユーザーの有無に左右されるリスクがあります。もっと噛み砕いていうとお金を預けるユーザーがいないとユーザー同士の金融取引の需給バランスが崩れるので金利による収益が大幅に減ったり、場合によっては元本割れのリスクもありますので、そのあたりはよく調べてみてから触ることをお勧めします。


というわけで、この記事がみなさんのDefi理解の一助になっていればうれし!
それではまた。




コメント

コメントする

目次