元祖M2E「歩いて稼ぐ」STEPN
「歩くだけで稼げるって本当?」と聞かれたら、M2E(Move to Earn)の代表例として真っ先に名前が挙がるのがSTEPNです。NFTスニーカーを装備して屋外で移動すると報酬が発生し、さらにスニーカーの育成や修理などの“運用”要素もあるため、単なる歩数アプリとは違う楽しさがあります。
2025年にあらためて注目される理由は、健康習慣を続けたい人が増えているからです。ジムやサプリのように「お金を払って継続する」だけでなく、データを可視化し、ゲーム要素で継続させる流れが強くなっています。STEPNはその文脈で、今でも比較対象として名前が挙がり続けています。
ただし、最初に前提をそろえます。STEPNの収益はトークン価格と需給に大きく左右されます。つまり「今いくら稼げるか」は時期によってまったく違います。
ここ、めちゃくちゃ大事です。稼ぎだけを目的にすると、相場が逆風の時に心が折れます。
おすすめの捉え方は「健康習慣のご褒美として、結果的にちょっと得する」。このスタンスだと続けやすいです。
STEPNとは?特徴と従来のM2Eアプリとの違い
STEPNは、運動(Move)をトリガーにして、アプリ内の経済(Earn)と育成ゲーム(NFTスニーカーの強化・維持)を回すWeb3ライフスタイルアプリです。歩くだけで終わりではなく、稼いだトークンを使ってスニーカーを育てたり、維持したりすることで、遊びとしての奥行きが生まれます。
2025年のM2Eは多様化しています。睡眠・食事など生活全体を記録するヘルスケア寄りのアプリ、位置情報で宝探し要素を強めたゲーム寄りのアプリなど、広い意味で「行動を価値に変える」ものが増えました。その中でSTEPNは、歩く・走るという最もシンプルな行動に集中している“古典的M2E”です。行動の種類を増やすより、運動を続ける仕組みの完成度を高めているのが特徴です。
特徴1:エナジーで「やる時間」を管理できる
STEPNではエナジーが重要です。エナジーは「報酬が発生する運動時間枠」のようなもので、エナジーがある時に屋外で移動すると報酬が得られます。エナジーは時間経過で回復し、上限まで貯まります。
無限に走って無限に稼ぐ設計ではありません。だからこそ、生活に組み込みやすいです。
特徴2:GSTとGMTの役割が分かれている
STEPNでは、日々のプレイで関わるユーティリティトークン(GST)と、エコシステム全体の価値・参加に関わるガバナンストークン(GMT)を軸に設計されています。
初心者はまずGST中心の理解でOKです。GSTは「稼ぐ」だけでなく、修理・レベル上げ・ミント・強化などアプリ内で「使う」場面が多いのがポイントです。
特徴3:維持コストがゲーム性になっている
STEPNには、運用上の管理項目があります。代表的なのが耐久(Durability)とHPです。
耐久が減ると獲得効率が落ち、一定以下では大きく不利になります。HPは長期的に消耗する指標で、下がると取引や運用に制約が出るケースがあります。
つまり、稼ぐだけのゲームではなく、維持しながら回す運用ゲームでもあります。ここが合う人には、STEPNはかなりハマります。
STEPNの稼ぎ方と仕組み
STEPNの稼ぎ方は、基本的に「屋外で移動して報酬を得る」ですが、実際の収益は複数の要素の掛け算です。ポイントは3つあります。
- エナジー(=稼げる時間枠)
- スニーカー性能(属性やレベル、ジェムなど)
- 維持コスト(修理やHP回復などの支出)
この3つを理解すると、「なぜ稼げたり稼げなかったりするのか」が腹落ちします。
歩く→トークン獲得の基本ロジック
STEPNは、スニーカーを装備し、エナジーがある状態で屋外を移動することで報酬が発生します。スニーカーにはタイプがあり、タイプごとに「最適速度帯」があります。速度が適正レンジから外れると、獲得が減ったり、極端な場合はゼロになったりします。
だから最初の一足は「稼げそう」より「自分が無理なく出せる速度」に合わせるのが正解です。
背伸びして走るの、ほんとに続きません。
GSTで稼ぐ:初心者はここから
多くの人が最初に触れるのがGSTの獲得です。一般的には、スニーカーの効率系の属性やレベル、ジェムなどによって獲得効率が変わります。
一方で、GSTには日次獲得上限(キャップ)があります。開始時点では低い上限からスタートし、レベル上げなどで上限が拡張されます。さらに、条件を満たすと追加の拡張オプションが出る仕組みもあります。
要は「頑張った分だけ無限に増える」ではなく、「設計された範囲で積み上げる」ゲームです。
GMTで稼ぐ:条件と考え方
GMTの獲得は、一定条件を満たしたうえで行うルートになります。GSTよりも“参加者や分配の状況”の影響を受けやすいイメージです。
短期で数字を追うより、育成と継続を前提にしたほうが現実的です。
2025年現在の収益例(あくまで目安)
収益はトークン価格に左右されるため、円換算の数字は時期によって大きく変わります。さらに、獲得した分がすべて利益になるわけではありません。
修理やHP回復、強化などでトークンを消費するため、見るべきは「獲得 − 消費(維持費)=手残り」です。
ここを理解していないと、「思ったより増えない」「気づいたら減っている」となりがちです。
初心者が最初に押さえるべき運用のコツ
- プレイ後に耐久をチェックし、必要ならその日のうちに修理する
- 週1回はHPや長期消耗を確認して、詰む前に回復計画を立てる
- 1日の目標は「エナジー分だけ動く」。やりすぎない
- 収益は“月まとめ”で見る。日々の上下に振り回されない
これだけで失敗率はかなり下がります。
STEPNの始め方ステップバイステップ
ここからは、初めての人でも迷いにくい手順でまとめます。
ステップ1:アプリをダウンロードして初期設定
まずはアプリをインストールし、アカウント作成と初期設定を行います。Web3アプリでは復旧情報の管理が最重要です。第三者に渡らないよう、保管方法は慎重にしてください。
ステップ2:レルム(チェーン)を意識する
STEPNは複数チェーン(レルム)で展開されており、レルムによって市場や経済圏の雰囲気が変わります。友人と一緒にやるなら同じレルムに合わせるのが楽です。単独なら、ガス代、スニーカー価格帯、流動性、使っている取引所との相性で決めると失敗しにくいです。
ステップ3:ウォレット接続と資金準備(ガス代込み)
NFTの購入や資産移動には手数料(ガス代)が必要です。初回は「ガス代不足で止まる」がよくあるので、少し余裕を持って用意します。
なお、シードフレーズや秘密鍵を入力させるDMやサイトは詐欺です。100%無視でOKです。
ステップ4:NFTスニーカーを入手(購入、または体験導線)
STEPN本体はNFTスニーカーが基本のスタート地点です。初期投資が不安なら、関連プロダクトで貸し出し・体験導線が用意されているケースもあるため、「まず試してから判断」も現実的です。
ステップ5:プレイ開始(まずは10分でOK)
最初は短時間で十分です。エナジー分だけ、適正速度で歩く/走る。終わったら耐久を確認し、必要なら修理する。これを回していくとSTEPNの“運用感”が掴めます。
最初から完璧を狙わないでください。続いた時点で勝ちです。
STEPNのメリットとデメリット・リスク
メリット
- 健康習慣が続きやすい(上限設計で、毎日少しを作りやすい)
- 育成と最適化が楽しい(属性、ジェム、複数足運用などで戦略が分かれる)
- トークンの使い道が多い(修理・回復・強化など消費先が多い)
デメリット・リスク
- トークン価格の変動(円換算の収益は相場次第で大きく上下)
- 運動が前提(体調、天候、生活リズムの影響を受ける)
- 維持コストがかかる(修理やHP回復を怠ると効率が落ちる/詰む)
- セキュリティリスク(偽サイト・偽アプリ・詐欺DMは定番)
2025年のSTEPN最新動向と将来性
2025年時点でも、STEPNはアップデートや情報整理が継続しており、関連プロダクトを含めて新規が入りやすい導線づくりが進んでいます。M2E全体が「短期の高収益」から「継続しやすい生活アプリ」へ寄っている中で、STEPNは元祖としての強みを活かしながら方向性を合わせている印象です。
将来性を考えるときは、価格だけで判断しないのがおすすめです。
- トークンの使い道(消費)が増えているか
- 新規が始めやすい導線があるか
- 継続が前提の設計(上限や運用要素)になっているか
価格が上がるかは誰にも断言できません。でも、続く人が残る設計かどうかは、アプリを触れば体感できます。合う人には、今でも十分“続ける価値がある”M2Eです。
まとめ:STEPNで健康とお金を両立しよう
STEPNは、M2Eの代表例として今も名前が挙がるだけの理由があります。運動を習慣化させる上限設計、稼ぐだけでなく使う循環、維持を前提にした運用ゲーム性。やってみると「よくできてる」と感じるポイントが多いです。
最後に。気になっているなら、まずは10分だけ歩いてみてください。
悩んでる時間がいちばん損です。今日の10分が、いちばん効きます。
STEPNのFAQ(クリックで開きます)

