ゲームの概要：三国志の世界観×ブロックチェーンカードバトル

『魁 三国志大戦 -Battle of Three Kingdoms-』は、セガのアーケードゲーム『三国志大戦』の世界観を継承した軍勢カードバトルゲームです。プレイヤーは中華統一を目指す義勇軍の指揮官となり、各地を巡って自軍に加わる武将を登用しながら戦います。ゲーム内の武将カードは美麗なイラストで描かれ、既存の『三国志大戦』武将に加えて本作オリジナルの新武将も登場します。

プレイスタイルはデッキ構築×オートバトル。1回の対戦は「登用（武将を集める）」「配置（部隊を配置）」「バトル（自動戦闘）」の3フェーズで1ラウンドが構成され、これを序局・中局・終局の3ラウンド制で戦います。相手の城を先に落とすか、時間切れ時に相手城の耐久値をより多く削っていれば勝利となります。バトル中は自軍武将が自動で戦うため、戦闘前の編成戦略が勝敗の鍵です。相手のデッキ編成を見て理想の陣形で挑むか、あえて型を崩して意表を突くか──読み合いとジレンマがリアルな戦場さながらの緊張感を生み出します。この戦略性の高さが本作の大きな魅力です。

また、本作はブロックチェーン技術を活用しており、ゲームチェーンにOasysを採用しています。Double Jump.TokyoがOasys上に構築したL2チェーン「SG Verse」上で動作し、ゲーム内資産の管理にブロックチェーンを活用しています。武将カードはNFT化されており、入手したカードはプレイヤーの資産としてブロックチェーン上に記録されます。さらに高速度・手数料無料が特徴のOasysチェーンを使うことで、ガス代を気にせず快適にプレイ可能です。対応プラットフォームはPC・Android・iOSで、日本語・英語・中国語（繁体字）の3言語に対応予定とグローバル展開も視野に入れています。

クローズドベータテスト（CBT）の詳細とフィードバック

正式サービスに先駆け、クローズドβテスト（CBT）が2024年12月26日～12月28日に実施されました。募集期間は同年12月13日～22日で、公式Discordを通じて応募を受付け、テスターを限定募集しています。CBTはPCのWebブラウザ版で行われ、ゲーム内の一部機能（登場武将数やマップ、拠点など）は正式版に比べ制限された環境でした。

テストでは、武将カードを用いたランキング対戦モードが解放され、プレイヤー同士が1対1でPvP対戦を行いランキングを競う形式が採用されました。参加者にはCBT限定特典として、正式リリース後に使用できる武将カードパックや限定称号などが用意され、ランキング上位者ほど豪華な報酬が得られるインセンティブもありました。

正式ローンチ時の仕様：トークンエコノミーとゲーム特徴

正式リリース日：2025年3月25日（火）に決定しており、現在事前登録キャンペーンも実施中です。正式版では、CBT時に未実装だった機能も含め、より充実したゲーム体験が提供されます。

注目すべきは、本作ならではのトークンエコノミーとNFT活用の仕組みです。プレイヤーはゲーム内の対戦やイベントを通じて、NFTカードパックや本作独自のゲーム内トークンを報酬として獲得できる予定です。公式情報によれば、ゲームチェーン「SG Verse」上で流通するトークン「SGコイン（$SGC）」が用意され、対戦の勝利報酬やイベント報酬として付与される見込みです。このトークンは将来的にゲーム内マーケットでの決済や、他の暗号資産との交換などに活用される可能性があり、プレイすることで稼げる要素を持っています。

実際、本作は「プレイして稼ぐ（Play to Earn）」要素を備えており、プレイヤーは手に入れたNFTカードをマーケットで売買し、利益を得ることも可能です。レアリティの高いカードほど市場価値が高く設定されるため、ゲームの腕前次第ではレアカードを入手⇒高値で売却といった稼ぎ方も期待できます。また、公式によれば、リリース時点でプレイヤー間のNFT取引が可能なマーケット機能も実装予定とのことです。これにより、自分のデッキ強化だけでなく、不必要なカードを売却してトークンを得るなど経済活動もゲーム内で完結します。

初心者にも優しい設計でスムーズにスタート可能

ブロックチェーンゲームというと、難しいウォレット設定や初期費用を連想しがちですが、『魁三国志大戦』は基本プレイ無料（Free to Play）なので、ゲーム開始時にNFTやトークンを購入しなくても大丈夫です。用意された初期デッキやゲーム内通貨でプレイを進め、面白いと感じたタイミングで必要に応じてNFTカードを購入する、といった柔軟な遊び方が可能です。また、前述の通り、Oasysチェーンはガス代（手数料）不要のため、ブロックチェーンゲーム初心者でも従来のスマホゲームと遜色なくプレイできます。取引や対戦のたびにETHなどの手数料を気にする必要がないのは大きな利点です。

さらに、初心者に配慮してウォレットの導入が簡単になっている点も見逃せません。Oasysが提供するスマホ連携型ウォレット「Oasys Passport」に本作は対応予定で、難しい鍵管理をユーザー自身で行わなくても、安全にゲーム内資産を管理できます。メールアドレスやSNS連携で作成できるウォレットでログイン可能になる見込みで、新規ユーザーでも数分でゲーム開始が可能です。このように、『魁三国志大戦』は、ブロックチェーンゲーム入門者から経験者まで幅広く楽しめる環境を整えています。

魁三国志大戦の魅力と期待ポイント

三国志の世界観と戦略シミュレーションの奥深さ、さらにブロックチェーン技術による資産性と収益性を両立した本作は、従来のブロックチェーンゲームにはない魅力を持っています。レアカードの獲得や対戦での戦略性、そしてプレイして稼ぐ仕組みが、初心者から経験者まで幅広いユーザーに訴求します。

正式ローンチ後は、各種イベントやキャンペーンも予定され、公式コミュニティ（DiscordやTwitter(X)）を通じてユーザーの声を反映しながら進化していく点も注目されています。開発元のdouble jump.tokyoは『My Crypto Heroes』などの実績があり、運営面での信頼性も十分です。

2025年3月25日の正式リリース当日が目前に迫り、ブロックチェーンゲーム初心者も経験者も注目の『魁三国志大戦』。戦略シミュレーション好きや三国志ファンはもちろん、「ゲームで稼ぎたい」というプレイヤーにとっても魅力あふれるタイトルです。超有名IPならではのWeb２をも巻き込んだ盛り上がりに期待したいですね！