2024年トレンド必至!魔界バブル全開のBRC-20とは一体なんなのか?
最近TLでBRC20とか$SATSとか碑文とかめちゃくちゃ目にしませんか?
しかも1日で何百何千倍%上昇!とかって目にしませんか?何?新種のミームコイン?と言わんばかりの勢いでタイムラインを埋め尽くしてますね。
今回は話題のBRC20について、なぜ話題になっているのか?どういう仕組みや構造なのか?どこで買えるのか?といった気になるポイントをまとめて解説します。カテゴリとしては超ハイリスクハイリターンになるのであくまでも当記事の内容に関してはDYORでお願いします。買う場合はご自身でも十分リサーチした上でご検討ください。
また、今回の記事を書くにあたり先日ジョンさんが配信していたYouTubeの内容がとても勉強になり、参考にさせて頂きました。僕自身も色々リサーチしていたのですが、この配信でカチッと整理されてめちゃくちゃ理解が深まりました。見てない方は是非一度見てみてください↓
また、JinaCoinさんという仮想通貨メディアでもBRC-20について詳しい解説があります。勉強したい方はこちらもぜひご覧ください。
Bitcoin Ordinalsとは?
まずBRC-20を理解するにあたり、知っておくべきことがあります。それがBitcoin Ordinals(ビットコイン・オーディナルズ)という技術です。Bitcoin Ordinalsは、ビットコイン(BTC)のブロックチェーンに情報を書き込む技術です。
この技術名から由来してOrdinals($ORDI)というトークンがあったり、BRC-20のウォレット兼取引プラットフォームのOrdinals Walletがあったりして名前がややこしいのも理解を妨げる要因だと思っています。まじでややこしい。
Bitcoin Ordinalsはビットコインの最小単位であるサトシ(Satoshi)に、JSONというデータ形式で情報を書き込み、サトシにユニークな識別子を割り当て、画像などのデータを追加し、NFTのように取引できるようにするための技術です。要はビットコインのブロックチェーンに画像や動画などのデジタルコンテンツを添付する技術です。
つまり、このBitcoin Ordinalsという新技術の登場により、BitcoinでNFTと同じようなものを作ることができるようになったのです。これまでBTCは受送金の機能がほとんどでそこに情報やメタデータを書き込むことはできませんでした。
元々これを実現したのがイーサリアムチェーン上にデータを書き込むことで代替不可能なデジタルデータを作る「NFT」という概念なわけですが、何とこのBitcoin Ordinalsという技術を使うとこのNFTと同じ概念のことができてしまうわけです。
実はBitcoin Ordinals自体は2023年初頭くらいには一度話題になっていて、NFTと同じことができるなら!とBAYCやPunksなどNFTの巨人たちが続々参入してBitcoinOrdinalsを出して盛り上がりました。が、相場もよくなかったのでその時は一過性な感じでした。
これだけみてもNFTと何が違うのか全然わからないと思いますが、とにかく、今界隈がBRC-20で大盛り上がりしている背景の1番根幹にはこの「Bitcoin Ordinals」というビットコインネットワーク上にデジタルデータを書き込む新技術があるということを抑えておいてください。
BRC-20とは?
Bitcoin Ordinals(ビットコイン・オーディナルズ)という技術が根幹にあるということを踏まえて、では肝心のBRC-20とは何なのか?
これはBitcoin Ordinals(ビットコイン・オーディナルズ)の技術をベースにしたトークン規格です。トークン規格とは、仮想通貨やNFTの発行時に使用する統一ルールと思っておけばOKです。
わかりやすく対比を書くとイーサリアムの技術をベースにしたトークン規格がERC-20です。このERC-20の規格を用いて今日現在あらゆるトークンが存在していることはみなさんご存知の通り。全てのアルトコインはイーサリアムから生まれたこのERC-20という規格に基づくトークンなわけです。
一方、BRC-20というトークン規格はビットコインから生まれたトークン規格なわけです。この規格を用いるとビットコインネットワーク上で新しいトークンを発行できるよ!っていうとんでもないことが起きたわけです。
・・・分かってきましたか?
つまり、ビットコインからあらゆるアルトコインを生み出せる技術が爆誕したということです。
そしてBitcoinの相場が上向いてきていよいよ大盛り上がり。Bitcoinが強ければ当然そこから湧き出てくる新規トークンは熱いよね!?ということで現在、新しいBRC-20規格のトークンがバンバン出てきていて日夜TLを埋め尽くしているわけです。
BRC-20をわかりやすく図解するとこうなります。後述するインスクリプション(碑文)、Ordinalsなどと照らし合わせて見ていただくとより理解が深まると思います。
なぜこんなにも盛り上がっているのか?
実はBRC-20は中国中心に大盛り上がりとなっています。現地情報によると中国のおじいちゃんおばあちゃん向けのMLMでBRC-20規格のトークンがセミナーで販売されているとか・・・もうWEB3の外からも大金が流れ込んでいる状況なんです。
ではなぜそこまで中国で大盛り上がりなのか?これは冒頭のジョンさんの配信の中にもありましたが、ビットコインのマイニングが絡んでいるからこんなにも大盛り上がりになっているのではないかということです。ビットコインは2024年4月に「半減期」を迎えます。
中国は全世界でビットコインのマイニングの6割以上を占めていると言われており。(通称:マイニング工場)ビットコインが半減期を迎えるとマイナーの収入も半分(正確には違うが)になるため、マイナーにとっては大大大ピンチなわけです。
ビットコインのマイニングとは?
ビットコインのネットワークでは、トランザクションをブロックという単位にまとめて、それをブロックチェーンに追加する作業を「マイニング」と呼びます。この作業を行う人を「マイナー」と呼びます。
マイニング報酬の仕組み
マイナーは新しいブロックを生成し、それをブロックチェーンに追加することで報酬を受け取ります。この報酬は新たに生成されるビットコインで支払われます。
半減期とは?
ビットコインには最大供給量が決まっており、その量を徐々に市場に放出するために、一定の期間ごとに報酬の量が半分に減る「半減期」という仕組みがあります。ビットコインの場合、約4年ごとに半減期が訪れます。
半減期が来るとマイナーの収入が減るワケ
半減期が到来するとマイナーが新しいブロックを生成するたびに受け取るビットコインの量が半分になります。同じコスト(人件費・電気代)のマイニング労力を使っても、以前より報酬のビットインの枚数が減ることになるため、マイナーの収入は減少します。つまり、半減期はビットコインが新たに市場に供給される速度を減らすための仕組みであり、これによってマイナーが得るビットコインの報酬も減少するというわけです。
でも半減期を迎えてもマイナーの収益が減らない方法が一つあります。
ビットコインの価格が上昇すること
仮に受け取れるマイニング収益のビットコイン枚数が減ってもビットコインの価格そのものが上昇すればマイニング収益によって得られるBTCの枚数減をカバーできます。つまり、中国のビットコインマイナーからしたら半減期前で相場全体が盛り上がっている時にBitcoinのトランザクションが増える仕掛けをしてビットコインそのものを盛り上げたいわけです。
前述の通り、BRC-20規格で発行されたトークンは取引がされればされるほどBitcoinのトランザクションが増えるのでそもそもマイナーの収益増につながります。
この背景があって、今BRC-20は中国の仮想通貨界隈で大盛り上がりということです。中国のマイナーが生存を賭けて躍起になっていると考えたら妙に納得できますね。
また、バブル期には常に新しい技術に投機が集まるという傾向があります。前回のそれはまさにDefiバブルでした。毎日毎日新しいDefiプロトコルがリリースされ魔界APR数万%()といったものが乱立しました。今のBRC20への投機熱はこれと似たものを感じます。実体はないけどやたらお金は集まる。
それで、価値はあるの?
BRC-20という規格で発行されたトークンが次々と出てきて大盛り上がりなのはよくわかった!でも盛り上がってるってことはそのトークン自体に価値があるからでしょ!?ビットコインネットワーク上でなんかすごいことができるユーティリティを持ってるから買われてるんでしょ!?
・・・
無価値です。
悲しいかな、もう一度言いましょう。無価値です。
いわゆる電子ゴミです。
えっ!?無価値なのに何で買われるの!?
では逆に聞きましょう。2023年1万%上昇をつけた$PEPEに価値はありましたか?同じことです。つまりBRC-20トークンは(ほんの一部を除いて)特大ミームコイン群ということです。
BRC-20というトークンが今大盛り上がりなために起きているムーブメントだと思ってください。
発行者側:どんなBRC-20トークン発行しても今なら無限に買われて儲かるだろ!グヘヘ!
僕たち:どんなBRC-20トークン買っても今なら儲かるだろ!グヘヘ!
こういうことです。最終的には価値あるものしか残らない。というのは他のトークンと変わりません。今がバブル状態で異常なだけです。もちろんBRC-20トークンにもちゃんとユーティリティがあるものもあります。それは$SATSというトークンですが詳細は後述します。
碑文=inscription(インスクリプション)とは?
ここからはBRC-20界隈で頻出している単語「碑文」について解説します。inscription(インスクリプション)とはBitcoin Ordinalsは(ビットコインオーディナルズ)という、ビットコイン(BTC)のブロックチェーンに情報を書き込む技術の中で、ビットコイン上にメタデータを書き込むプロセスのことを言います。
文字通り、ビットコインにメタデータ(情報)書き込む技術なのでそれをinscription(インスクリプション)=和訳:碑文と呼ばれています。つまり刻印するということです。
ビットコインへのinscription(インスクリプション)をもっと具体的に説明すると、ビットコインの最小単位は1Satoshi(サトシ)と言います。この1Satoshi通貨に対して何らかのメタデータ(情報)を碑文(刻印)することをインスクリプションと呼んでいて、この碑文されたものがBRC-20トークンと呼ばれているものです。
もっとわかりやすくいうと、BRC-20はビットコインでありながら、別の価値を持ったビットコインなのです。これは私たちでも馴染み深い例えで言うと、有名人がサインしたお札とかギザ10円とかになります。それぞれ千円札、10円の根本的な価値はありつつも、サインがあったりギザギザがあるせいで別の価値が生まれますよね?
BRC-20というトークンはこれと全く同じです。超々ごく少量のビットコインにメタデータ(情報)を刻む(碑文)することで別の価値があるように見せているということです。実際に価値があるかどうかというと、今はないです。盛り上がっているだけです。
実際Unisatのマケプレで売買されているBRC-20のトークンの碑文はこれです。もうほんとにただ文字列がビットコイン上に情報として刻印されているだけです。正確には文字列というか、これが何というトークンでどれくらい発行されているか?というメタデータです。
Bitcoin版のメタマスク「Unisat」「Ordinals Wallet」
冒頭にも書いた通り、BRC-20の登場によってビットコインはイーサリアムと非常に似た動きが出来るようになってきました。そうなると当然出てくるのがウォレットサービスです。イーサリアムの場合は言わずもがな、メタマスクになります。そしてビットコイン版メタマスクとも言えるウォレットがUnisatであり、ordinalswalletになります。
そしてunisatやordinalswalletはウォレット機能だけでなく、それぞれの公式サイト内にマーケットプレイスを設けており、BRC-20規格のトークンやordinals NFTを購入することができるプラットフォームとなっています。
Unisat公式サイト
https://unisat.io/
Ordinalswallet公式サイト
https://ordinalswallet.com/
知らないプロトコルもまずは触ってみることが大事です!ぜひアクセスしてみましょう。
$ORDIトークン(Ordinals)とは
Ordinals($ORDI)とは、BRC-20のトークン規格で初めて発行されたトークンです。つまり全てのBRC-20トークンの始祖であり王者です。これは面白くて、仮想通貨全体におけるビットコインのような立ち位置にいることです。
$ORDIが上がればBRC-20トークン全体が上がり、ORDIが下がればあらゆる碑文トークンは値下がりするという大まかな傾向があります。まさにBTCが上がればアルトコインが上がる。みたいな動きです。
$ORDIは発行当初は1枚=1ドルにも満たない価格で取引がされていましたが、今や何と1ORDI=80ドル!初期のORDIを何百枚かでもミントした人は人生変わるほどの大金を手にしているわけです。相当意味不明です。
BRC-20トークンは価値がないと書きましたが、ORDIはバイナンスにも上場を果たし、BRC-20トークン全てを統べる存在となった今、もはやその存在は価値化されつつある状態です(ユーティリティは無いけど)。
$SATSトークンとは
$SATSトークンもBRC-20規格のトークンの一種で、最初は単なるBRCミームコインとして登場しました。そしてSATSは数多あるBRC-20トークンの中で唯一「明確なユーティリティ」があるトークンに昇華したため、価格が爆上げしました。
そのユーティリティは前述したビットコイン版メタマスクウォレット兼BRC-20の取引プラットフォームであるUnisat内でビットコインを担保にあらゆるBRC-20トークンをスワップできる機能が実装され、そのスワップのガス代としてこのSATSトークンが消費されるようになったことです。
つまり(実体がなくても)BRCが盛り上がれば盛り上がるほどSATSはバーンされ実需によって価値がついてきます。この流れも相まってSATSが暴騰し、何とその後バイナンスへサプライズ上場し、一気にBRC-20トークンが認知されました。今後もSATSとORDIは注視すべき銘柄です。
SATSもORDIもBitgetに現物&先物が上場しています。手軽に取引所で買いたい場合はそちらもおすすめです。以下のリンクから登録で手数料永久30%OFFになりますので、よかったらお使いください。
https://partner.bitget.com/bg/gvbq83601698466639268
BRC-20銘柄トークンの買い方
BRC-20は、unisat及びordinalswalletから購入することができます。通常メタマスクに慣れすぎて違和感があるかもしれませんが、BRC20はビットコインのトークン規格なのでBNBやETHをウォレットに送金して買う。という概念ではありません。ウォレットに必要なのはビットコインです。unisatやordinalswalletのアドレス宛にビットコインを送金した上でビットコインでBRC-20のトークンを購入します。
個人的にはunisatの方がUIがシンプルでわかりやすいのでUnisatを例に簡単に解説します。まずUnisat公式サイト
(https://unisat.io/)にアクセスし、サイト内でウォレットを新規作成します。そして作成したウォレットアドレス宛にBTCを送金します。
そしてUnisatの上部メニューからmarketplaceを選択して購入したいBRCトークンを選びます。リスティングされてるトークンの見方はこんな感じです。↓
デフォルトで1枚あたりの価格が安い順に並んでいるので買いたい枚数のトークンを選択して「Buy」ボタンを押してトランザクションを通せばウォレットにトークンが入ります。
取引所でトークンを買うのに慣れすぎてる我々にとって、この並んでる感じからトークンを買うのは異世界な感じがしますが、ある程度触れば慣れます。イメージとしては取引所の取引板がこんな感じで表示されて並んでると思って見るとすんなり入ってくると思います。これはあくまでも相対取引なのです!
大体のBRC系トークンは1枚あたりのドル建て価格が希薄すぎるのでまさにミームコインのような枚数単位で売られてます。そう考えると1枚あたりの値段が80ドルを超えた$ORDIはまさに異常ですね。
BRC-20の将来性
BRC20は無価値って言ってたけど、ホントに将来性もなにもないの?と言われると、そうとも言い切れません。BRC-20はERC-20やNFTと非常に似たものになりつつありますが、イーサリアム最大の特徴とも言えるスマートコントラクトはありません。
ですが、BRC上で発行されるトークンはイーサリアム上のトークンと非常に似た動きができるため、ステーブルコインのようなモノ、レンディングプロトコルのようなモノ。が実装出来るのではないか?といった期待を持っている人も多いようです。
これが実現できるとビットコインネットワークのセキュリティを担保出来た状態でそうしたインフラ系のサービスがビットコインネットワーク上で一気に拡大し、イーサリアムチェーン全体をヴァンパイアアタックする。みたいな期待感はチラホラ見え隠れしている気がします。
そう考えると、ちょっと恐ろしいですね。これまでERC-20とベースとしたEVMでしか出来なかったプロトコルが実はビットコイン上でも出来て、むしろそっちの方がプロトコル側も儲かるなんて動きが出てきたら…と考えると面白いですね。
BRC-20のエアドロお触りがある!!!
こんな盛り上がってるBRC-20になんとエアドロが狙えそうなお触り案件まで出てきました!まだ日本で全く話題になってないので、もしエアドロが来たらアツそうな感じがします。JITOのエアドロがミリ長者を多数輩出したのも参加者が少なかったからなのは言うまでもありません。
そのプロジェクトは「brcapp」というBRC規格のアプリケーションで、ローンチパッド機能や、ドメイン機能、マケプレなどBRCのあらゆるプラットフォームな感じです。
登録はこちら!よかったらリンクを使ってください!
https://app.brcapp.com/account/sign-up?r=fooomin
brcapp公式サイト
https://app.brcapp.com/
※ここのライトペーパーのページでエアドロ匂わせがあります。
BRC自体が魔界なので買うのはリスクが伴いますが、エアドロであればほぼノーリスクなのでワンチャン狙いたいところですね!
というわけで、BRC-20の解説でした!
もしかするとBRC-20はとんでもない引き金を持った「存在」なのかもしれません。2024年初頭、少なくともビットコインの半減期までは確実に特大トレンドになりそうな気がしているので引き続き情報を追っていきます。
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