アルケモン(ALKEMON)は、日々の歩きを「冒険」に変えることをコンセプトにしたウォーキング探索ゲーム
ざっくり言うと、外で歩くとRPGゲームが進む。しかも一人で淡々と歩くだけじゃなく、コミュニティ要素で“続けやすくする”設計に寄せています。
そして重要な現在地。アルケモンは2025年時点で「クローズドベータ(CBT)」が動いているフェーズです。正式リリース済みのM2Eとは違い、先行参加(=早期プレイヤー)として関われるタイプ。つまりゲーム自体がまだテスト段階であり、正式にローンチはされていません。
アルケモンとは?特徴と従来のM2Eアプリとの違い
アルケモンの基本:歩き×探索×コミュニティ
アルケモンはOasysチェーンで展開されいるM2Eアプリで、核は「歩く→ゲームが進む」だけではありません。ポイントは“みんなと冒険している感”を作るところです。
開発レポートでも、軸として強調されているのが以下の2つ。
- ライブトラック:みんなでバーチャルなトラックを回り、フォロワーの運動が可視化される仕組み
- ムーブチャレンジ:アルケモン作成時に運動ミッションを約束し、守れないとアルケモンが逃げる(継続率を上げる仕掛け)
「一人だとサボる」を、システムで潰しにきてる感じが良いです。
STEPNのような“古典的M2E”と何が違う?
STEPNなどの古典的M2Eは、ゲーム内の設計が「エナジー(運動可能枠)」「靴性能」「修理コスト」など、経済圏の最適化に寄りがちです。面白い一方で、日々の継続が“作業化”しやすい。
対してアルケモンは、企画の方向性として「ソーシャル性と簡単なゲーム性に集中」「一般ユーザーにも広げる」ことを掲げています。ガチ勢の最適化より、続けやすさを優先する方向へ舵を切っているのが特徴です。
アルケモンの稼ぎ方と仕組み
基本メカニズム:歩数(移動)→ゲーム進行→報酬チャンス
M2Eの収益は、基本的に以下のどれか(または複合)で発生します。
- 歩くことでポイント/ゲーム内通貨が手に入る
- 手に入れた通貨やアイテムを交換・売却できる
- NFTやアカウント価値(資産)が上がる/回転できる
アルケモンでは、ライブトラックの説明の中で「ここでトークン獲得」と言及されています。つまり、歩く行動がトークン(またはポイント)獲得に繋がる設計が含まれている、ということです。
ただし、ここが大事。
アルケモンの始め方
ここでは「今すぐ触ってみたい」人向けに、現時点で公開されているCBT3の導線をベースに、手順を噛み砕いて説明します。
ステップ1:参加条件を確認(NFTが必要)
アルケモンのCBT3は、参加条件として「ALKEMON GENESIS BLUE NFTを1個以上保持」が提示されています。つまり、完全無料で誰でも即スタート、という導線ではありません。
まずは自分の目的を決めましょう。
- 体験したい:NFT購入も検討(ただし無理はしない)
- 稼ぎたい:仕様が固まるまで様子見も正解
- 健康習慣:無料で続く仕組みが欲しいなら、既存M2Eと比較して判断
NFTはオープンシーで2次流通しています
https://opensea.io/collection/alkemon-genesis-blue
ステップ2:対応端末と準備(ここで詰まる人が多い)
CBT3の案内では、端末要件が明記されています。
- iOS:iOS16.6以上、推奨 iPhone8以降
- Android:Android13.0以上
- 位置情報(GPS)をオンにする
- 屋外利用推奨、歩きスマホ禁止(安全第一)
地味ですが、ここが最重要。古い端末だと開始前に脱落します。
ステップ3:アプリを入れる(iOSはTestFlight / AndroidはAPK)
導入は少しクセがあります。
- iOS:TestFlightを入れて、招待リンクからインストール
- Android:案内されたリンクからAPKを入れてインストール(提供元不明アプリ許可が必要な場合あり)
AndroidのAPK導入は、慣れていない人ほど慎重に。必ず公式導線から入れてください。
ステップ4:ウォレット接続→NFTインポート(WalletConnect+MetaMask)
CBT3の案内では、ゲーム内でのNFTインポート方法として以下が示されています。
- スタートメニューからWalletConnect
- MetaMaskアプリと連携
- 保有しているALKEMON GENESIS BLUE NFTが自動インポート
ここまで行けば、キャラクターを使ってゲームを触れる段階に入れます。
詰まったら気合いじゃなく、手順の見直し。
アルケモンの稼ぎ方と仕組み
パーティ(デッキ)編成の基本
アルケモンは、インポートしたキャラクターで最大3体までパーティ(デッキ)を編成して攻略していきます。パーティの上限はVillage(街)の施設レベルに依存するため、序盤は「少数精鋭で相性重視」、中盤以降は「施設強化で編成幅を増やす」という流れになります。
編成で重要になるのが属性相性です。
- 赤 > 緑 > 青 > 赤
この三すくみが基本のため、「有利属性を当てる」だけで体感難易度が変わります。手持ちが増えてきたら、ステージに合わせてリーダーと控えを入れ替えるだけでも安定します。
なお、リーダーに設定したアルケモンは他プレイヤーからも表示されます。強さ目的だけでなく「見せたい推しを置く」という意味もあります。
推しをリーダーに置けるゲームは、続く。
実際のプレイ方法(歩く):Go Walkingで進行
ステージを選択して「Go Walking」を押すと、リアルの移動と連動してゲームが進行します。歩くことでマップ上を前進し、道中で以下のオブジェクトが出現します。
- 資源ブロック
- 宝箱
- アイテム
ステージは、基本的に「すべての資源ブロックを破壊するとクリア」というルールです。つまり、ただ歩くだけではなく「資源を回収して街を育てる」ことまで含めて1プレイになります。
注意点として、移動速度が重要です。
- 車や電車など速すぎる移動はカウントされない
- 逆に遅すぎる移動もカウントされない場合がある
- 歩きスマホは危険なので絶対に避ける
安全と継続が最優先です。ゲームは逃げません。
成長要素(育成・街づくり):距離と資源で強くなる
アルケモンは、歩いた距離に応じて成長していきます。一定距離に到達し、Goldを消費するとレベルアップが可能です。レベルが上がるとステータスが上昇し、ステージ攻略が安定します。
さらに、ステージで入手できる資源(木材・石材・鉄鉱石など)は、Village画面の施設強化に使います。主な施設は以下の通りです。
- タウンホール:全体の上限解放・パーティ数増加
- 錬金ラボ:アイテム合成
- トレードセンター:NPC交換
- 属性ラボ(赤・緑・青):属性強化
- 探索ベース:ダンジョン関連強化
「歩く→資源が増える→施設が伸びる→編成が強くなる→もっと稼ぎやすくなる」という循環が作れると、プレイが気持ちよく回り始めます。
ミント(新キャラ生成):同種コイン3枚+Goldで生成
アルケモンでは、アルケモンコインを同種3枚集め、Goldを消費すると新しいアルケモンをミントできます。ここで重要なのが、ミント直後の仕様です。
ミントしたアルケモンは「一定期間、継続して一緒に運動しないと逃げる」仕様があるため、放置はNGです。迎えたら、ちゃんと一緒に歩きましょう。
また、現バージョンではミントキャラはまだNFT化されていません。つまり「ミント=即資産化」ではなく、「ミント=戦力の拡張・遊びの幅を増やす」側の設計として捉えるのが現実的です。
ソーシャル要素(FRG・フォロー):追い越しで貯まる特殊コイン
アルケモンはソーシャル要素も用意されています。他プレイヤーをフォローし、マップ上で追い越すことでFRGという特殊コインが貯まります。
FRGの使い道は、現時点では以下のような用途が想定されています。
- ガチャブースト
- スキップ系の利便機能
なお、FRGは現状オフチェーンのポイント扱いです。外部で売買する前提というより、「コミュニティに参加して遊びやすくする」ための通貨として理解しておくとズレません。
日々の基本プレイサイクル:迷ったらこの流れでOK
アルケモンは、毎日のルーティンが組みやすいタイプのM2Eです。基本サイクルは以下。
- 日中:歩いてステージ攻略・資源集め
- 夕方:施設アップグレード
- 夜:パーティ調整・錬金・トレード
2025年のアルケモン最新動向と将来性
開発方針:まずは“コア機能で早期リリース”、段階的に拡張
2025年の開発報告では、「ゲーム性・ソーシャル性・資産性・参入ハードルの低さを全て同時に実現するのは困難」という判断の上で、以下の方針が示されています。
- CBT2で評価の高かった「ライブトラック」「ムーブチャレンジ」を軸にする
- 完璧を求めすぎず、コア機能に絞って早期リリース
- フィードバックを受けながら継続的に改善
- 一般ユーザーに広げる(ブロックチェーンに詳しくない人も想定)
この方向性は、M2Eが陥りがちな「複雑化→離脱」を避けるためにかなり合理的です。
CBT3の状況:2025年末に開始、数ヶ月以上のテスト想定
CBT3については、開始日が案内されており、テスト期間は「数ヶ月以上」。さらにテスト期間中に「定期的なアップデートや新機能の追加」も予定されています。
つまり、現時点のアルケモンは“運用しながら磨く”フェーズに入っていると見ていいです。プロジェクトが止まっているかどうかを気にする人ほど、ここは安心材料になります。
トークンは?(現実的な見方)
「トークン」は当然気になります。ただ、まだTGEについては何も情報がありません。
一方で、NFT側はマーケット情報が追えます。たとえばALKEMON GENESIS BLUEはOpenSea上で取引されており、CBT開始時は価格が急騰しました。この動きからもNFTの流動性は一定数あると言えます。CBTに参加して進捗が分からなければ一旦NFTを売却するという手段も残されています。
結論としてはこう。
- “今すぐ現実的な収益を狙う”より、“仕様理解と継続優位を取る”が賢い
- 収益は、トークン/ポイントの換金性が固まってから本気で設計しても遅くない
まとめ:アルケモンで健康とお金を両立しよう
アルケモンは、歩く習慣を「みんなとの冒険」に変えるRPGタイプのM2Eです。
古典的M2Eのように“最適化で稼ぐ”方向だけでなく、ゲーム性とコミュニティと継続の設計に寄せているのが強み。
- 健康習慣を作りたい人:相性が良い
- M2Eをちゃんと続けたい人:ライブトラック/ムーブチャレンジが武器になる
- 稼ぎ目的の人:仕様と換金性を見極めてからでも遅くない
まずは自分が「健康目的」なのか「収益目的」なのかを決めて、無理のない形で触ってみてください。
個人的に期待したいのは早くバックグラウンドでプレイできるようになって欲しいところですw
現状アルケモンはゲーム画面を閉じるとそのまま落ちるので歩いている時に他のアプリや操作ができません。
アルケモンに関するよくある質問(FAQ)
アルケモンのFAQ(クリックで開きます)

