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Kaia_JP第4回「ゆるDeFi入門勉強会」〜PayFi編〜リキャップ

テーマ:PayFi&クリプトカード

昨日開催したKaia JPの第4回「ゆるDeFi入門 」の内容をまとめました!配信のアーカイブは以下の投稿からも聴くことができます!聴き逃した方はぜひどうぞ👇

また、この配信は定期的に開催しておりKaiaJPの公式teleglamでGiveawayの応募・抽選やスペースのQA回答やリキャップ行なっています!この機会にぜひKaiaJPのテレグラムにもぜひどうぞ!
https://t.me/KaiaChain_JP/

主催:Kaia JP
ゲストpalpal(パルパル)さん(リサーチャー/有料コミュニティ「パルアカデミー」主宰・約650名)


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今回の3つのポイント

  • PayFi=「支払い(Pay)」×「運用(Finance)」。残高を“使いながら”利回りも得るという新しい決済体験が核。

  • クリプトカードはなぜ伸びる? 背景に米国の規制整備・ステーブル普及、事業者側の手数料削減メリット。Visa/Masterも連携を強化中。

  • 日本の行方:いきなり“パブリック・ステーブル一色”にはならず、銀行型ステーブルや実証実験から段階的に共存が進む見立て。

1. まず「PayFi」とは?

  • 単なる送金・決済だけでなく、その裏側に運用(ファイナンス)がセット。 例)残高を置いておくだけで年率4%前後の利回りが“自動付与”され、しかもロック無しでいつでも使える。これがPayFi。

  • 既存のDeFiステーキングとの違い:ロック期間や“運用に預け替える操作”が不要で、日常の決済残高に利回りが乗るイメージ。

パルパルさん「Pay(決済)ばかりが注目されがちだけど、Finance(運用)なくしてPayFiは成り立たない


2. 注目が高まる理由(と業界の動き)

  • 米国の規制整備(“ジーニアス法案”):
    決済用ステーブルのルール整備が進み、実社会での活用がしやすくなった。

  • 事業者メリットが巨大
    クレカ手数料の圧縮に加え、準備資産(米国債など)の利息収入が見込めるため、還元キャンペーンも打ちやすい。 → そのため大手も参入。Visa/MasterもWeb3連携を強め、主導権を握りに来ている。

  • 実例トピック:OKX Payの構想
    • 国際ブランド(VISAなど)非依存でブロックチェーン完結の決済フロー
    • XSGD(SGD連動ステーブル)経由で現地レートに直結清算
    • 年約4%の利回りセルフカストディ対応
    • リスクはプラットフォーム健全性に集約される側面も

3. クリプトカードの“いま”

  • 仕組み(ざっくり)
    多くはVisa/Masterのネットワークを使い、会計時にクリプト→法定通貨へ瞬時スワップして清算。 発行会社(イシュア)/アクワイアラのレイヤーがあり、裏側で流動性・為替処理が走る。

  • ユーザーの体験
    • 円に戻さずUSDT/USDCのまま支払えるのがクリプトネイティブに便利。
    • 海外決済・海外送金で特に価値(為替手数料の低さ、着金の速さ)。
    • 価格変動資産(例:SOL/ETH)での決済は短時間のボラに注意。基本はステーブル払いが実用的。

4. セキュリティとリスク管理

  • セルフカストディ×マルチシグの普及:
    例)通常はスマホだけで承認、深夜や大口はPC+スマホ+ハードウェアの3承認など、ポリシーを柔軟に設定できるUXが出てきた。

  • 事業者選定が肝
    • うたい文句が“高利回り・高還元”でも、運営・セキュリティ体制が弱い先は回避
    • 取引所系カードとフィンテック系カードが混在。評判・実績・規制準拠・資産の分別管理を確認。

  • 一般的な注意
    スマコン脆弱性、清算・相場変動、KYC/制裁リスク、地域規制の変更など。

5. 日本でどう広がる?

  • 日本は銀行口座普及率が極めて高く、国内の小口決済はPayPay等で十分便利。 → 海外利用・B2B・運用一体型といった“差分価値のある領域から”浸透していく見通し。

  • いきなりUSDT/USDCのようなパブリック・ステーブル全面展開ではなく、 銀行型ステーブルや実証実験(例:大手金融・事業会社とのPoC)を重ね、段階的に共存が進みそう。

  • 結論:競合ではなく共存。将来的に国内ウォレットや決済アプリ側が“銀行型ステーブル+利回り”を内包するシナリオは十分あり得る。

6. 近未来の話題:ステーブル発行の“民主化”?

  • 例:M0のようなプラットフォーム(セッション内紹介)
    • 機関がトークン化マネーマーケットファンド(米国債等)を預けると、90%相当の利回り付きステーブルを発行可能。
    • 担保ではなく“準備金”の扱いなので、元の利息は機関側に入り続ける。発行したステーブルで再度運用→低リスクでレバレッジ的に利回りを積み上げ。
    • 決済用ではなく“利回りステーブル”の文脈。将来的にステーブル発行が大手だけの特権でなくなる可能性を示唆。

      参考:M0公式X:https://x.com/m0

7. Q&Aダイジェスト

  • PayFiはPayPay等と競合?
    → 共存。まずは銀行型ステーブルの取り込みや限定的な利回り機能からの実装が現実的。

  • 不正利用・盗難時の保護は?
    → 完全な“取り消し可能性”はプロダクト次第。多段承認・時間帯制限・限度額設定など、UXでの予防策が進化中。

  • どのカードが安全?
    → 一概に断言は不可。規制準拠・カストディ設計・資産分別・監査などを総合評価し、“甘すぎるオファー”(エアドロやキャッシュバックなど)には要警戒。

8. まとめ

  • PayFiは「使える資金=運用資金」へとパラダイムを転換。

  • クリプトカードは国際決済・為替コスト・事業者手数料の面で実益が大きく、規制整備とともに主流化が進む見込み。

  • 日本は制度・市場構造の違いから段階的に普及銀行型ステーブル×既存決済の共存が当面の主戦場。

  • ユーザー側は事業者選定と自己防衛(鍵・多段承認)が最重要。

※本記事はスペースでの発言をもとに編集・再構成した要約です。投資助言ではありません。ご利用の際はきちんとリサーチして臨みましょう!


ゲスト・コミュニティ

  • palpal(パルパル)さん:マクロ視点のリサーチで定評。「パルアカデミー」は和やかで実践的、初学者〜上級者まで幅広く参加。
    パルアカデミーのディスコードリンクはこちら:discord.gg/palacademy
  • Kaia JP:ライトに学べる「ゆるDeFi勉強会」を継続開催中。今後のセッション情報はKiaJPテレグラムへ。


当日参加できなかった方も、次回はぜひライブで!質問採用はギブアウェイ当選の近道ですよ 👋


というわけで、第4回ゆるDeFiのまとめでした!
次回の情報やGiveawayへの参加はKaiaJPの公式X公式TGへどうぞ!























































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