MENU
目次
人気記事

一攫千金!?宝くじ型DeFiDAppのOasJumbo!とは?

OasJumbo!(オアスジャンボ)の仕組みとやり方解説

今日はOasys(オアシス)エコシステムのOAS Jumbo!(OASジャンボ)を、仮想通貨・DeFi初心者の方向けにまるっと解説します。結論から言うと――

「3,000 OASを90日ロックすると、NFTの抽選券が1枚もらえて、最大30万OASが当たるチャンス!」……これ、ロマンありますよね!? しかも抽選に外れてもロックしたOAS枚数は戻る(=NFT抽選の参加費としてOASを“消費”しない)という、“ノー損失宝くじ”の思想に基づいた遊び心あるDAppです。

公式ドキュメントにも、ロック→NFT配布→ブロックチェーンの乱数で抽選→当選NFTをバーンして賞金受取、という全体像が明快に書かれています。


目次

1. OAS Jumbo!とは?

OASジャンボは、OASトークンを90日間ロック(ステーク)することで、3,000 OASあたり1枚の抽選NFT(Lottery NFT)が発行され、シーズン終了時にNFT IDの下4桁で当たりが決まる、ブロックチェーン上の抽選型サービスです。

運営はBuncha LLC。抽選は抽選終了直後の「最初のブロックのハッシュ」を乱数源にして実行され、管理側が抽選トランザクションを起動する設計(オンチェーンにロジック公開)になっています。

  • 参加の基本フロー(公式):
    1. 取引所でOASを用意 → 2) 公式サイトに接続 → 3) 「3,000 OAS = 1口」でNFTをミント → 4) 必要があれば二次流通でもNFT購入可 → 5) 抽選は終了直後に実施 → 6) 90日後に引き出し申請 or 再ロック(申請から出金反映まで10日) 

  • ルールのポイント: NFTはID0001から連番で発行、当選判定はIDの下4桁。ロック満了後は出金申請→10日で引き出し。当選NFTは運営へ送付(焼却)して賞金受け取り。また「上限枚数までNFTが発行されなかった場合でも賞金額・当選本数は不変で、キャリーオーバーなし」という明文化もあります。

  • 開催シーズン例(2025 Spring):3,000 OAS / 90日 / 1口(NFT1枚)、1等300,000 OAS×1、2等10,000 OAS×4、3等1,000 OAS×20、返戻率(Refund rate)102.13%と明示。

※価格は変動します。OAS枚数は戻りますが法定通貨建て評価額は上下します(リスクの章で詳説)。

「3,000 OASから“宝くじNFT”を量産して、ガチで30万OASを狙える!」これ、夢があるだけじゃなくて“仕組みがクリーン”なんです。抽選はオンチェーン、ルールは公開、しかもロックOASの“枚数は戻る”。これは参加ハードルをグッと下げてくれます。


2. OAS Jumbo!のスタイルはDeFi用語でいうと?

伝統的なDeFi用語では「Prize-Linked Savings(無損失宝くじ/ノーロス・ロッタリー)」の系譜に近いです。代表例のPoolTogetherは「預けた元本は維持しつつ、プールの利回りを賞金として分配する」モデルで知られています。OASジャンボもOASステーキング報酬を賞金原資に活用するという意味で非常に似た思想です。

ただしOasys公式のDAppsページではカテゴリが“Game”として掲載されています。つまり“DeFi的な要素を用いたゲームDApp”という理解が実態に近いでしょう(完全自律の金融プロトコルというより、運営とスマコンのハイブリッド)。

「ノーロス宝くじ×ゲーム性」。ただの資産運用でも、ただのガチャでもない。“勝てばデカい、外してもOAS枚数は返ってくる”という良いとこ取りの体験はおもしろい。


3. OAS Jumbo!のやり方(初心者向けステップ)

OAS Jumbo!の仕組み
  1. OASを用意
    国内外の取引所でOASを購入し、対応ウォレットへ送ります。すでにOasys Hubでステーキング中なら、一旦アンステーク(10日)→ジャンボのロックプールへ再ステークが必要です。

  2. 公式サイトへ接続
    イベント期間中に公式サイトへアクセスしてウォレット接続。UIに従って口数(3,000 OAS=1口)を入力し、「Get NFT Lottery by Lock」でロック&NFTミント。

  3. NFTの扱い
    受け取った抽選NFT(Oasys Hub Layerでミント)は二次流通で売買も可能。抽選直前に購入して参加することもできます。

  4. 抽選と当選手続き
    抽選はシーズン終了直後(例:4/1 0:00 JST)。NFT IDの下4桁で当たり判定、当選NFTは運営へ送付(バーン)→賞金受取の流れです。当選発表から1年が受け取り期限。

  5. 出金 or 再ロック
    ロック90日経過後は出金申請が可能(反映まで10日)。再ロックは参加受付期間内のみ行えます。

参考:主要コントラクトはGitBookに公開(ステーキング/抽選/NFT)。


4. OASジャンボの実績・開催履歴

公式GitBookのSeasonページで過去シーズンがまとめられており、2023 冬から継続開催されています。2024 Spring/Summer/Autumn、2024 Winter、2025 Springのページには、期間・抽選日・賞金規模・返戻率などが記録されています。

  • 2023 Winter1等15万OAS×1、2等1万OAS×2、3等1,000 OAS×42、返戻率100.24%。初回は賞金配分が現行と異なる構成でした。

  • 2024年各シーズン〜2025 Spring:1等30万OAS×1、2等1万×4、3等1,000×20、返戻率102.13%で安定開催。

また、Oasys公式ブログでも「ステーキング報酬を賞金原資にする“Lotteryキャンペーン”」として紹介。3,000 OASをロックして最大30万OASという分かりやすいメッセージで継続的に告知されています。

第三者トラッカーではDeFiLlamaOAS Jumboのページがあり、TVL(ロック総額)がOasysチェーンで計測されています(数値は随時変動します)。

コミュニティ発信として、シーズンにより配布済みチケット枚数の到達報告(例:5,000枚配布)などもX上で見られます(Xはログインが必要な場合あり)。


5. 当選確率と“期待値”:参加人数と確率の関係は?

ここはOASジャンボ独特のポイントです。一般的な宝くじの「総枚数=分母」と違い、OASジャンボの抽選は「シーズンの上限枚数(season MaxSupply)」を分母に、乱数で“当選ID”を引く仕組みです。コード上も_getSeasonRandomWinner(…, seasonMaxSupply)で1〜MaxSupplyの範囲から当選IDを返す設計が示されています。

  • あなたの1枚あたりの当選確率(理論)
    • 1等:1 / MaxSupply
    • 2等:4 / MaxSupply
    • 3等:20 / MaxSupply
      ※1口=NFT1枚の場合。MaxSupplyはシーズンで定義。

  • 参加人数が少ないと何が起きる?
    未発行のIDが多い状態で抽選が行われると、当選IDが“誰にも割り当てられていない”=該当者なしのケースが発生し得ます。公式は「上限に達しなくても当選本数や金額は変わらず、キャリーオーバーもしない」と明記。つまり参加者が少ない=“賞金が取り切られない”可能性があるのです。

この設計上、あなたの1枚あたり当選確率は「参加者数」には依存しません(分母はMaxSupply)。ただし「参加者が多い=発行枚数が上限に近づく」ほど“無当選で消える賞金”が減るので、“コミュニティ全体としての賞金捕捉率”は上がる、と理解するとスッキリします。

  • 期待値(返戻率)
    公式は返戻率(Refund rate)を102.13%と提示しています(2024〜2025 Springの表示)。これは長期平均で投入OAS枚数≒ややプラスを目指す設計思想を示すもので、ステーキング由来の利回りも背景にあります(市場状況や参加状況で体感は変動)。

ポイント! 「人数が少ないほど当たりやすい」わけではない(分母はMaxSupply)。“あなたの1枚の確率は常に一定”で、大量参加=“賞金が確実に誰かに取られやすい”という違いです。


6. リスクと回避(ヘッジ)方法

OASは特性上リワード配布として使われることが多いので価格変動に注意。

(1) 価格変動リスク(最重要)

ロック中にOAS価格が下落すると、OAS枚数は戻っても法定通貨建ての評価損が出ます。これは“ノー損失宝くじ”でも避けられないマーケットリスクです。対策としては:

  • 少額・分散参加:1口(3,000 OAS)から段階的に。
  • ヘッジ(上級者向け):OAS先物のショートや、相関性の近い資産でのデルタヘッジ。ただし資金管理と清算リスクに要注意(前提としてレバレッジはかけない)。
  • ステーブル換算の目安を決める:エントリー価格・想定下落幅・撤退基準を事前に設計。

(2) ロック&アンステークのタイムラグ

ロックは90日、出金申請から反映まで10日。急な資金需要に対応しづらいので、余剰資金で参加しましょう。再ロックは参加受付期間内のみ可能。

(3) スマートコントラクト/運用リスク

  • コントラクトは監査(2023年11月 TECHFUND)を受け、バグバウンティも用意。ただしゼロリスクではないため、資金の入れ過ぎは禁物。
  • 抽選は管理側がトランザクションを起動(乱数はブロックハッシュ由来)。透明性は高い一方、完全自律型(フル・パーミッションレス)ではない設計です。

(4) オペレーション注意

  • 当選NFTの送付(バーン)を伴う受取手続き、受取期限は発表から1年。手続き漏れに注意。
  • 二次流通でのNFT購入は、偽コレクションに注意(公式リンク参照)。


多少仮想通貨に慣れている人は取引所の先物取引でOASジャンボに入れた枚数と同量をレバレッジ1倍でショートしておくと90日間後に価格下落によってロック分の現物の価値が下がってもショートポジションによる利益で相殺できるのでおすすめです。

リスクヘッジをしておくと限りなく低いリスクで参加できるということですね!


7. OASジャンボとVersePortの関係

VersePortはOasysのキャンペーン・ハブ。Oasys公式のDAppsページでもVersePort=「コミュニティのキャンペーンを探索して報酬最大化」と説明され、OAS Jumboは“Game”カテゴリの公式掲載DAppとして紹介されています。VersePort経由で、Oasys全体の企画と横断的に絡めながら参加できるのがメリットです。

VersePortの参加方法、やり方については以下の記事で解説しています👇

あわせて読みたい
Oasys新ポータル「VersePort」の始め方・やり方の解説 VersePort(バースポート)とは? Oasysゲームチェーンの新ポータル「VersePort」 VersePort(バースポート)は、ゲーム特化型ブロックチェーンOasys上の公式コミュニテ...

ここが推し! OASジャンボ単体でワクワクできるのはもちろん、VersePortの“キャンペーン回遊性”を活かすと、他のゲームやイベントとも連動しやすく、エコシステム全体でリワードを取りに行けます。


8. 具体的な始め方:チェックリスト(保存版)

  • 公式サイト(イベント期間内に接続)&ウォレット準備
  • 3,000 OAS=1口で口数を決める。既存ステークはアンステーク→再ステークが必要。
  • 抽選日(例:2025 Springは4/1 0:00 JST)をカレンダーに。
  • 当選発表〜受取手続き当選NFT送付受取期限1年)を必ず実行。
  • ロック満了後の出金申請→10日のタイムラグに注意。再ロックは受付期間内のみ
  • セキュリティ:監査とバグバウンティの有無を確認しつつ、余剰資金で。
  • コントラクト確認(ステーキング/抽選/NFT)。

9. よくある疑問Q&A

Q. これはDeFiですか?

A. 「DeFi要素を取り入れたゲームDApp」と表現するのが近いです。ステーキング報酬を賞金に回す仕組みはDeFiのPrize-Linked Savingsに近いですが、Oasys公式の分類はGame

Q. 外れたら損しますか?

A. OAS“枚数”は戻ります(価格は変動)。抽選費用としてOASを消費しない点がノー損失宝くじの魅力。ただし評価額の上下機会費用期間拘束はあります。

Q. 期待値102.13%って本当?

A. 公式シーズンページの表記として確認できます。これは設計思想の目安であり、実際の体感は市況や参加状況次第です。

Q. 参加者が少ないと当たりやすくなりますか?

A. あなたの1枚あたり確率はMaxSupply基準で一定です。参加者が少ないほど“賞金が誰にも当たらない”事態が起きやすいだけで、あなたの確率が上がるわけではありません


10. まとめ:一攫千金を“賢く”狙うコツ

  • 3,000 OAS×口数で淡々と仕込み、抽選日に向けて構える。
  • ロック満了→出金申請(10日)のタイミング管理。再ロックは受付期間内に。
  • 価格変動リスクは常に意識(余剰資金/分散/必要なら軽いヘッジ)。
  • VersePortで横断的にキャンペーン情報を追う
  • ルールは公式ドキュメントで都度確認(抽選ロジック・受取期限・注意事項)。

ノー損失宝くじ思想×オンチェーン透明性当たればデカい、外してもOAS枚数は戻る――この設計は、初心者が“最初の一歩”を踏み出すのにちょうどいいエンタメだと思います。


繰り返しますが、枚数ベースでは損失はゼロの宝くじですが、現物ロックに伴う価格変動リスクは十分にあります。本記事で紹介したようなヘッジを併せて活用することで参加してみるといいと思います!

記事サムネイル画像
目次